「のぞみ未来塾」第九弾!リーダーが認識しておくべき「責任」とは?
2022年6月11日に「のぞみ未来塾」第9回を開催しました!
今回の研修テーマは、
「リーダーシップとマネジメント・責任についての考え方」
「次世代リーダーの戦略思考力」
です!
リーダーシップとは?
リーダーシップとマネジメントの違いはなにか?
を考えていきましょう。
また、リーダー戦略思考では、
「クロス分析」について説明しています。
次世代リーダーにとって必要となる情報がたくさん盛り込まれた
研修となっておりますので、ぜひご活用ください!
−講義内容−
▶︎のぞみ医療株式会社 代表取締役CEO 角田麻人による
「リーダーシップとマネジメント・責任についての考え方」
<リーダーシップの本質を考え心を知る>
【リーダーシップとは?】
ゴールを描き、そこへの責任を自覚し判断をしていくことです。
ゴールはどこでも良く、ゴールへの大小は関係ありません。
そこに向かうための進め方を示し、全てに対して責任を負うことです。
そして何より大切なのはその「覚悟」を持つことです。
【責任とは?】
成果にこだわり、成功失敗共ににやり切ること、
また、大事なものを守り。自分で舵をとること。
自分の役割の範囲、階層を知り、自分の責任だということを認めることが大切です。
今の時代、責任を取りたくない、嫌われたくない、という人が大半です。
そんな中、しっかり責任を取れる人間は希少人材となっていくと思います。
【マネジメントとの違いを知る】
船で例えると、キャプテンがリーダーなら、
目的に向けてどのように船を動かすかを考えるのがマネジメントです。
リーダーが設定したゴールに対して成果を出していく役割を担う立場です。
【リーダーシップの原点とは?】
リード・ザ・セルフ(答えは全て自らの中にある)
リーダーは人に動かされるものではありません。
自分を突き動かす、内なる声(inner voice)を聞き
自分が何のために存在し何を大切に思っているのかを考え、
自分の意思で自身を突き動かします。
<優れたリーダーとは?>
優れたリーダーになるには、まず自分を理解することです。
自分の悪い部分も理解し、自身の悪を許し人の悪の部分も理解することが大切です。
人間を理解した上での寛容さ、寛大さが必要となります。
リーダーシップに最も大切なものは、戦略的思考、論理的思考ではなく、
構想力、実現力、コミュニケーション力、であると言えます。
それらを踏まえた上で「一歩を踏み出す意思」が何より大事です。
▶︎のぞみ医療株式会社 取締役COO 出口貴大による「クロス分析・アクションプラン策定」
<クロス分析とは>
SWOT分析は現状や課題の確認を行うものですが、
「クロス分析」はSWOT分析を基に、進むべき方向性や課題を
抽出・整理をして今後の行動を明確にしていくものになります。
実際にどのような手順で行っていくかを説明します。
SWOT分析で出てきた「強み」と「弱み」を
ミックスさせて今後の方向性を具体的に整理するため
まずはテーマを4つに分類します。
「①積極的攻勢」
<強み×機会>
・自分たちの組織の強みで取り組める事業機会の創出
・良いところをさらに伸ばし、チャンスをものにする
「②差別化戦略」
<強み×脅威>
・自分たちの組織の強みで脅威を回避する
・脅威の中にあっても差別化することで自分たちの良さをより際立たせる
「③弱点克服・転換」
<弱み×機会>
・自分たちの組織の弱点を段階的に改善し、強みに転換する
・機会を逃さない
「④業務改善又は撤退」
<弱み×脅威>
・最悪の事態を招かない対策
・改善というよりも「最悪な事態を回避する」
<クロス分析の際の注意点>
SWOT分析は事実を客観的に記載していくものでしたが
クロス分析は「考えること」が必要です。
単なるアクションプランではなく「何のために」という目的を
意識した表現で記載することが重要です。
悪い例)
HPを更新する。広告を出す。
良い例)
地域の相談窓口としての機能を果たすために情報発信活動を強化する。
関係機関に信頼してもらえるように、情報共有の仕方を見直しをする。
<クロス分析が難しいと感じたときのポイント>
ポイント1
〜複数の事実から経営課題”と“経営課題からその理由”の両方から考える〜
1.何を書いてよいか分からなくなったら、
いったんクロス分析表から離れて日頃考えている課題を書き出してみる。
2.まずは課題と感じているものを書き出して、その理由を書き出してみる。
3.その理由に該当することがSWOT分析の中に入っているか確認する。
4.強みと弱み、機会と脅威の捉え方を逆にして考え直してみる。
ポイント2
〜考えるべきことからズレない〜
1.今考えているのは、自分の部門・チームの戦略であることからズレない。
2.他の部門やチームのせいにして考えるのではなく、
自分の部門やチームとして何をすべきかを考える。
3.何から何まで戦略や目標にする必要はない。
現場で対応できること、日々の業務の中で
解決されることは無理に戦略にする必要はない。
<書き方のポイント>
アクションプランではなく目的を意識した文章表現にすると良いでしょう。
経営課題の理由となったSWOT分析の項目も一緒に
記載しておくと共通理解に繋がります。
クロス分析ができたら優先順位を決め、
重要度別に並べていきましょう。次に緊急度順に動かします。
重要度かつ緊急度が高いものから取り組んでいきましょう。
【注意点】
・「緊急度」に惑わされないこと
・順番は重要度⇒緊急度
・緊急度が高いからと重要度と一緒にしない
・重要度と緊急度両方から優先度を明確にすること
−研修の様子−
研修も9回目となり、次回はついに自分事業計画発表です!
これまでの成果を発揮するべく、皆さん真剣に挑んでおります。
−次回開催について−
次回は2022年7月16日に開催予定です!
最後ののぞみ未来塾となります。
皆さんの集大成をお伝えできればと思っておりますので
次回もお楽しみに!