「のぞみ未来塾」第七弾を開催!人生100年時代を生きるためのキャリアの作り方

2022年4月16日に「のぞみ未来塾」第7回を開催しました!
今回の研修テーマは、

「自己価値を考える〜プロモーション理論を通じて」
「100年時代を生き残るキャリアの作り方③」

です!

今回はプロモーション理論から見た、
“自身の価値”についてお話しました。

また、前回説明した「管理会計」をもう少し深掘りして、
「収益構造」についても説明しました。

 

−講義内容−

▶︎のぞみ医療株式会社 代表取締役CEO 角田麻人による
「自己価値を考える2 プロモーション理論を通じて」

<仕事から考える価値について>

突然ですが、仕事をする上で一番大事なこととは
何だと思いますか?
仕事ができること、人がついてくること、
色々と思い浮かぶことがあるかと思いますが、
一番大事なことは「認められること」です。
仕事ができることと認められることは違います。
人に認めてもらうには、発揮すべき能力の段階があり
その結果認められる価値が生まれます。

<プロモーション視点からみた価値とは>

プロモーションの視点からみて、
その人の価値というものは5つに分けられます。

1、物的属性:具体的な事実
2、機能的価値:機能的な特徴、スペック
3、情緒的価値:情緒的な特徴、獲得できる感情
4、生活価値・自己表現価値:理想の生活、自己実現、理想の自分
5、社会的価値:社会への貢献、影響

1が安定して2が成り立ち、2の安定の上に3が成り立つ。
低い番号から順に安定が成り立ち、最後は社会的価値、社会的貢献に繋がっていきます。

言葉で聞くと難しいので、例を出します!

例に沿って、1から順に自分自身の価値について考え、
認められるために、価値を見出すためにどうするのが近道なのか、
ぜひ考えてみて下さい!

 

▶︎のぞみ医療株式会社 取締役COO 出口貴大による
「数字を武器にする~収益構造を理解する7つのブロックパズル~」

<収入と支出の考え方を理解する>

訪問看護における収入とは、訪問看護の売上や
それ以外の売上のことをさします。
支出とは人件費や光熱費など出て行くお金全てをさします。

収益構造を理解するために、これらのお金を
図解して細かく分けたものを「ブロックパズル」と言います。

ブロックパズルは全部で7つ。
この7つをしっかり理解し、自分でパズルを作れるようにしていきましょう。

1、売上高:主に介護保険医療保険の料金などの収入

2、変動費:変動費は売上高と連動して増減する費用。ガソリン代・移動費など

3、粗利:売上高から変動費を引いたもの。
実質的に会社に入ってくるお金は粗利で、
売上高に対する「粗利の割合」を粗利率と言います。

4、固定費:売上が増減に関わらずかかる費用。
粗利から固定費が引かれ、利益が残ります。
粗利−固定費=利益
粗利=固定費+利益

5、人件費:人を動かすのにかかる費用。
固定費の中に含まれます。

6、その他:人件費以外にかかった固定費。

7、利益:実際の売上

これらの意味をしっかりと把握し、
自分の事業所では何がどれに当てはまるのか理解しておきましょう。
また、粗利の中に人件費がどのくらいの割合を占めているかを
表しているのが「労働分配率」です。

算出方法:労働分配率=人件費÷粗利×100

労働分配率は60%以内が理想的だと言われています。

<利益が多ければお給料は上げられる?>

 

利益が必要な理由は、スタッフの給与を上げるため、
と言いたいところですが、利益はそのまま会社のものになるわけではなく、
他に支払うものや残しておくべきものがたくさんあります。

税金・借入金の元本返済等の支払い、
設備投資(PC、自転車等の購入)・未来への投資
何かあった時の備え(コロナで営業できない、震災、など)
利益が20%あっても上記のものが何とか残る計算になります。

利益が大きくなるほど増える支払いもあり、
全てをスタッフへの還元にはできないのが実状です。

−受講者の様子−

 

 

未来塾も7回目になり、お馴染みのメンバーとなりましたので
皆さん慣れてきたように思えます。
皆で相談したり一緒にワークに取り組んだりしながら
共に頑張る姿はお互いの刺激にも勇気にもなりますね。

−次回開催について−

次回は2022年5月14日に開催予定です!

テーマは、

「のぞみ×出来る×すべきこと・自己価値を考える」

「やりたい仕事で生活していくための戦略」

です。
次回もお楽しみに!