代表取締役CEO角田さんに聞く!自問自答を繰り返し考え抜いたスタッフとお客様の「幸せ」とは?

小児から高齢者まで年齢に関わらず、自宅療養をしている方を看護・介護の面から支える「のぞみ医療」。

お客様の希望(のぞみ)を叶えるため、選択肢を一緒に作りたい!

そんな想いから“のぞみ医療”と名付けられました。

今回はのぞみ医療の創業者である、代表取締役CEOの角田麻人さんにお話を伺いました。
地域との繋がりにこだわる理由、お客様やスタッフの未来を切り開くためにどうすべきか、角田さんの真意をお届けします!

 

「誰かの夢を叶えたい」幼少期に培われた強い想い

ーQ. のぞみ医療を創業された経緯を教えてください。

  A. 自分だけでなく、全ての人にチャレンジする場所や豊かさがある環境を作りたいという願いがきっかけです。

僕の原点は幼少期の頃。
9際からサッカーを始め、全国大会で優勝するなど夢を叶える環境を多くの大人達に用意して頂きました。
20代まではほぼ自分の夢を叶えるためだけに生きてきた先に、自分だけではない「誰かの何かを叶えたい」と思うようになったのがきっかけです。

僕はロストジェネレーションと呼ばれる世代の生まれで、特にバブル崩壊以降は不景気な時代が続き、僕も含め不透明な未来に対して不安を抱える仲間を沢山見てきました。
自身の夢や希望を叶えるためにチャレンジする事すら選択肢に上がらない人たちもたくさんいる。その方たちに少しでもチャレンジする機会と豊かさを感じられる環境を作りたい。そんな願いで始めたのがのぞみ医療です。

 

ーQ. 角田さんが考える「豊かさ」とは?

  A.  お金と時間に余裕を持てること。そこに人との繋がりや成長があることで人はより豊かさが増すと思っています。

僕が思う豊かさとは、根幹的な部分としてお金や時間があることが前提だと思うんです。
生きるのに必要なことですから。ですが、重要なのはその次のステップだと思っていて、人との「繋がり」や自分自身の「成長」を感じることで自分の人生により豊かさを感じられるのではないでしょうか。

僕は札幌で生まれ育ち、社会に出てからは川崎市に住んでいます。札幌、川崎の人たちと繋がり自分を育ててくれたおかげで今の自分があると思っています。自分に豊かさをくれた大好きな街に貢献し恩返しがしたい、それが僕の純粋な想いです。

 

医療職への興味を生んだのは幼い頃の記憶に残る心からの”優しさ”

ーQ. 医療分野との出会いは?

   A. 原点は子供の頃の闘病。始まりは偶然。それが真の興味に変わり突き詰めることに。

幼い頃に大きな病気をして、通院する機会が多かったので病院は常に身近にある環境でした。
高校生の時にも入院をしたことがあったのですが、大体の医療従事者の方が優しく対応してくれました。病気の子供って優しく接してくれますから笑。ただ僕の生活態度が悪く、それを見かねたその病院の看護師長に呼び出されて死ぬほど怒られたんです。「私はあなたがどうなろうと関係ない」と。そして「あなたの人生と身体はあなた自身が心配しないといけない」と。こんなことなかなか言えませんよね笑。
そのとき初めて誰かに自身の身体のことに本気で関わってもらえたこと。本当の優しさを厳しい言葉の中に感じました。
その関わりのおかげで初めて自分の体に対する自覚ができたことと、医療に対する興味を持ち人に本気で関わることの大切さを知ったきっかけになったと思います。
大人になり言語聴覚士の資格をとったあたりから、誰かの何かを叶えたいという想いが強くなり医療分野に携わる人生がスタートしました。

 

ーQ. 実際医療職種になってみてどうですか?

   A. その人の何かを変える職種ではなく、きっかけや選択肢を提供する職種だと思っています。

お客様が望む未来に向けて、きっかけ作りや手段を提供するために自分たちはいるんだと改めて実感しています。最終的に自分のことを変えられるのは自分自身だと思うので、お客様の希望をしっかり把握し、選択肢を増やすお手伝いができたらという想いで従事しています。

 

経営理念は「幸せの原則」を追求して自分自身から出た答え

ーQ.経営理念「日常に夢や希望のある生活を。」の意図や考案の経緯を教えて下さい。

   A. 自分のオリジナルの言葉であることにこだわり、自問自答を繰り返し、自分が経験したことを元に作った言葉です。

僕らの会社は理念から作った会社です。生意気にも「理念無き者に道は出来ない」なんて思っていました笑。
会社が大きくなっても僕がいなくなっても理念が残る会社にしようと。
起業を考えた時、最初にこの言葉を作るまでに意識したのは「自分自身の言葉であること」「多くの人に当てはまること」「それが人生の価値を上げる言葉であること」でした。

最初はノートを広げ、自問自答を繰り返しました。「幸せとは?」「お金とは?」「人生とは?」「愛とは?」と。
そんな時に、当時働いていた老人保健施設の利用者さんが退所する旨を聞き「次はどこに行くんですか?」と聞いた時に「どこに行くかわからない」「私は住む場所も選べないの」と返答され衝撃を受けたんです。自分がどこに住むかを選択できない、そんなことがあるのかと。そこで僕なりに答えが出た気がしました。どこに住むか?何を食べるか?何をするか?幸せの原則とは「選択肢」の有無であることに気づいたのです。
そこになかなか気づけないくらい本当は日本は豊かで選択肢に満ち溢れた国なんですよね。選択肢の先に夢や希望がある。その夢や希望に向けて選択できる生活を、そういう意図でこの理念ができあがりました。

 

リーダーとして選択肢を増やすこと、決断することの大切さ

ーQ.現在3つの事業がありますが、どういった社会課題を意識されてのぞみ医療として取り組まれているか教えて下さい。

    A. 未来への選択肢が減っていく社会の中で、自分で選択して何かを叶えてもらうことです。

訪問看護、居宅介護支援、社内ベンチャー、全てに共通しているのは誰かの何かを叶えることです。
先ほど、日本は選択肢に溢れた幸せな国だと話しましたが、これからは社会課題としてどんどん選択肢が減っていく時代になっていくと予想しています。どこに住むか、どこで死ぬか、何をするか、選びたいのに選べない、そんな時代になると。
そんな状況を少しでも変える一助となればと考えています。

具体的には、まず訪看看護の分野においては、在宅で看てもらうという選択肢を増やすために、見取り対応や重度の対応などができるよう規模の拡大を目指していきます。
次に、居宅介護支援に関しては現在、業界的に居宅受け入れ数が減少しているのが実情なので、受け入れ数を増やせるように大規模体制を整えることが目の前の課題です。
最後に、社内ベンチャーに関しては社会課題として未来の不透明さや不確実な時代であることが挙げられます。スタッフの成長機会を作ることをしっかり支援していくことが自分の役割だと思っています。

 

ーQ.角田さんはリーダーとしてどのような考え方でスタッフと関わっていますか?

   A.  決断しづらい現在の社会の中で、自分で選択して何かを叶えてもらうことです。

リーダーの仕事は未来を描くことと決断することです。未来を作るための決断全てが、関わる地域やスタッフの将来の豊かさに繋がるかどうかを常に考えています。また、複雑で不透明な時代に、僕らはどうあるべきか。自身と会社の「在り方」をしっかり示していくことが大事だと考えています。

 

角田さんが描くのぞみ医療の未来

ーQ.今後ののぞみ医療の展望を教えてください。

   A.  お客様にとってなくてはならない存在になること。スタッフにとって不安要素のない職場にすること。

僕達のビジョンは川崎市全ての人たちに、夢や希望を叶えるインフラとなることです。そして「のぞみ医療でなくてはならない」を増やしていきたいということです。それが、神奈川県全体になり、その他の地域にも広がっていけば良いと考えています。
具体的な現在の取り組みは定性的価値の定量化です。組織体制の人数の明確化[看護師8人以上/各リハ職各職種複数名以上/ケアマネ5人以上]の体制を目標にしています。また、スタッフの負担を減らすべく有休消化率8割以上を目指します。
働く上での安定、大規模化、目の前にあるひとつひとつをしっかりと定量化していくことに注力していきます。
「ふるさと起業システム」を実現させたいですね。スタッフがゆかりのある地にのぞみ医療を作れたらと思っています。
また、僕自身小児のリハビリを行っているのですが、お父さんお母さんの負担はとても大きなものだと感じています。その負担を少しでも軽減するためにも子供専門の訪問看護「のぞみキッズ訪問看護」を創りたいです。

 

今後のぞみ医療への応募をご検討いただける方へ

ーQ.のぞみ医療で働く上で一番重要視していることは何ですか?

   A.  お客様に対して熱意を注げるかどうかです。

「誰かの何かを叶えたい」という熱い気持ちを持っている人がのぞみ医療にマッチすると思っています。
臨床の中でとにかく「お客様の希望を叶えたい」という熱い気持ちを持っている人やお客様に対して熱意を注げる人。またはもっと大きな仕組みを自分でマネジメントし、お客様の希望を叶えたい人。この2つのタイプの方が合っていると思います。

業務に対する経験はその次だと思っています。
スタッフが躊躇することなくチャレンジできる環境を用意していますので、 一緒にお客様に熱意を注いでいただける方、ぜひお待ちしています。